人生満喫★🍓★oneness

国際認定スピリチュアリストの看護師です。

母の愛 ワンネスリーディング 

前回 小林 ハルさんについて 

ご紹介しました。

 

彼女の魂の構造の 

リーディングをしてみましたが

その時から 彼女のお母さんは

どういう思いだったのだろうと  

心に引っかかっていたので

今回は ハルさんのお母さんに

思いを馳せて

ワンネスリーディングを

してみました。

     

見えてきたイメージは

お母さんが 誰かに向かって 

土下座しながら頼み込む姿が見えます。 

その相手とは 大叔父さん。

      

ハルが盲目となり 

亡くなったハルの父親の代わりに

彼女たちがお世話になっていた

家族長としての立場の方です。

      

何に対して頼み込んでいるのかを

見てみると

盲目のハルを奉公させようとして

鍼灸師の親方のところに

行かせる話が 進んでいました。

その親方は いうことを聞かないと

この針を刺すぞとハルを脅かし

その姿に ハルがおびえて怖がっている。

それを知っていながら 

そこに奉公に行かせようとする叔父達に

それはさせないで欲しいと

ひたすら頭を下げて

懇願する母の姿でした。

 

そして他の奉公先を見つけることは 

辛うじて許されましたが

母自身の身体も病弱で

肩身の狭い思いもあり

次はないと覚悟のうえで   

たとえ私が死んで

いなくなったとしても

この子がどんなことがあっても

一人でこの世を

渡っていけるように

私は鬼になっても

生き抜く力を与えたい

それは先に亡くなった夫に

顔向けできるように

という 願いを込めて。

 

それから心の中では

いっぱいの涙をためながら

お母さんはハルに一人で生き抜く

生活全般の所作 教え込んでいった。 

それは強く当たっているように見せて

その叱責の壁を作って 

他の人からの攻撃を防ぎ

守り抜く姿でもあった。

 

そうこうして独り立ちが

整った9歳の旅立つ頃 

初めてハルは 自分は

他の子供と違う盲目であることを知り

どうして私は目が見えないのかと

母に質問をする。

 

その時、今までつけていた

鬼の仮面が はがれ落ちる。

人の世話を受けながら 

これから苦渋の中で

生きてゆかなかなければならないことを

教え諭す母の辛さ 

わが子への不憫さ

目の見えない境遇に 

してしまった罪悪感

思わず隠し通した 母の想いが

あふれ出た場面でした。

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のちにハルが 幼子を養女として

育てる経験を通して

この母のやるせない想いに

気づくことが出来て 

涙したと ハルさんは

自叙伝で書かれていました。

     

本当の優しさとは何か

心の奥底でどんなことがあっても

たとえ転んだとしても 

自分の力で 自分の足で

もう一度立ち上がる。

そんな強さをその人の中に

見出し続ける。

この子ならやり遂げるという

信頼があったからこそ。

       

とても考えさせられた

母子の実話です。

そうでなければ 

乗り越えられなかった宿命でもあり

見えない力として一生陰ながら

ハルを支えた魂だと感じました。

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